未来の肌のためにできる日焼け止めの選び方と塗り方

未来の肌のためにできる日焼け止めの選び方と塗り方

  • 紫外線対策

日差しがやわらかく感じられる日でも、紫外線は確実に肌に降り注いでいます。
紫外線対策は、もう夏だけのものではありません。
「365日欠かさず行うケア」として重要性が謳われています。
将来の自分の肌に差が出るのは、 毎日どれだけ紫外線から肌を守れるかどうか。
「今、知っておきたい」トレンドの紫外線対策事情をふまえながら、日焼け止めの選び方と塗り方をご紹介します。

 

肌の老化を加速させる紫外線、その影響をチェック

肌に影響を与える紫外線にはUV-AとUV-Bの2種類があります。
生活紫外線と呼ばれるUV-Aは、肌の奥深くに届きハリや弾力の低下に関わる「光老化」の原因に。
一方、UV-Bは肌表面に炎症を起こし、シミやそばかすの原因になります。

近年、UV-Aがもたらす“光老化”への関心が高まり、「日焼け=肌トラブルの種」という認識が一般的になっています。
肌の美しさを保つためには、紫外線によるダメージから肌を守ることが不可欠。
紫外線対策を怠ると、シミやしわ、たるみの原因が年齢とともに蓄積されてしまいます。

若々しい肌を保つためには、日常的な紫外線対策を行うことがカギになります。

 

今、選ばれているのは「高機能×心地よさ」の両立

かつての日焼け止めといえば、キシキシ感や白浮きといった使いにくさがありました。
しかし今では、スキンケア発想のアイテムが主流となり、美容液のような使い心地のよさと高い機能性を両立した日焼け止めが多く登場しています。
日焼け止めは、紫外線から肌を守るだけではなく、
・肌をうるおす
・メイク下地として使える
・ブルーライトや近赤外線にも対応する

など多機能コスメとして進化を遂げています。

 

どんな環境でも頼れる日焼け止めを選ぶには?

日本の夏は、外気の暑さや湿気に加え室内の乾燥も気になる季節。
紫外線対策をしながら、シーンにあった日焼け止め選びが大切です。

◼️汗や湿気に強い「ウォータープルーフ」タイプ

外出時に汗をかいたり、湿気の多い日には、ウォータープルーフタイプの日焼け止めが強い味方。
肌にしっかりとフィットして、汗や水分で落ちることなく、紫外線をカットしてくれます。

◼️室内の乾燥対策には「高保湿」タイプ

一方、エアコンで乾燥した室内では、保湿効果が高い日焼け止めを選ぶことが重要。
ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分を含んだ日焼け止めは、紫外線カットだけでなく肌の潤いを守ることができます。

◼️朝の時短ケアに「トーンアップ&下地機能」タイプ

忙しい朝は、スキンケアのあとすぐにメイクに移れるアイテムが重宝されます。
化粧下地の役割も兼ねた日焼け止めなら、肌を守りながらメイクのりも良くなり時短にもつながります。
ほんのりトーンアップするものを選べば、透明感が高まり、ファンデーションの仕上がりにも差が出ます。
メイク下地としての機能が備わっているかどうかも、日焼け止めを選ぶ際のひとつの目安になります。

◼️メイクの仕上げやお直しに「パウダー・スプレー」タイプ

外出先やメイク直しのタイミングでさっと使えるパウダーやスプレータイプは、
軽やかに仕上げながら、紫外線カット効果をプラスできるのが魅力。
メイクを崩さずに紫外線対策できるので、塗り直しのハードルがぐっと下がり、忙しい日常にぴったりです。

 

心地よさも頼もしさも。塗り方のセンスアップ術

せっかくの高機能日焼け止めも、塗り方が不十分では効果が台無しに。
3つのポイントを押さえて、しっかりと紫外線から肌を守りましょう。

  1. 十分な量を使う
    スキンケアの最後、メイク前に顔に塗り広げます。
    使用量を事前に確認し、適量を使用しましょう。
    特に紫外線が当たりやすい頬や鼻先など高い位置には、重ね塗りがおすすめです。
  2. ムラなく丁寧に
    鼻の横やフェイスライン、生え際も忘れずに。
    耳や首の後ろも塗り残しやすいポイント。
    指の腹でやさしくなじませて。
  3. “崩れリセット”タイミングで仕切り直す
    日焼け止めは塗り直しが推奨されますが、メイクの上からは難しいもの。
    そんな時は、スプレーやパウダータイプがおすすめです。
    メイクの上からでも使用できるので、日中のUV対策をスマートにサポートしてくれます。

 

今日の選択が、未来の美しさに

紫外線は日々、少しずつ影響を与え続けています。
今は見えなくても、5年後・10年後にはその違いが確実に現れます。
紫外線ダメージは後からシミ・しわとして現れるため、今からしっかり対策をすることが大切。
肌をいたわりながらしっかり守ってくれる日焼け止めを選ぶことは、美しさの貯金になる習慣です。