
梅雨どきの肌コンディションに。季節のスキンケア見直しポイント
傘の出番が増える初夏の入口。
しっとりとした空気は肌にはやさしそうに思えても、実際には悩ましさを感じることも多いのではないでしょうか。
肌表面は汗ばむのにカサつく、毛穴が目立つのに頬はつっぱる—。
そんなちぐはぐな肌の感覚に、戸惑うことはありませんか?
梅雨から夏へと移ろうこの時期は、気温・湿度・紫外線の変化に加え、屋外の蒸し暑さと室内の冷房の効いた空気とのギャップなど、肌にとってストレスの多い環境。
だからこそ、初夏の肌に合ったスキンケアにアップデートすることが、肌コンディションを安定させる鍵になります。
湿度が高いのに乾燥気味?それは“インナードライ”かも

空気中に水分が多い梅雨。
肌もしっとりしているように感じますが、実は、内側では水分が不足していることもあります。
表面はテカっているのに、触れるとこわばるような肌感。
それは“インナードライ”と呼ばれる状態かもしれません。
乾燥から肌を守ろうと皮脂を多く分泌し、その結果、毛穴の開きやメイクくずれが気になりやすくなることも。
そんなインナードライ肌をケアするには、洗顔で余分な皮脂をやさしくオフしたうえで、角層まで丁寧にうるおいを届けることが大切です。
冷房による乾燥や気温差もバリア機能をゆるがせる要因に

年々、過酷化する日本の夏。
ここ数年、冷房を使用するタイミングがどんどん早まっています。
日中は汗ばむ陽気でも、室内では冷房の風にさらされてひんやり。
その温度差が積み重なると、肌が疲れを感じやすくなります。
とくに年齢を重ねた肌ではバリア機能が低下しやすくなり、外部刺激に敏感に反応しやすくなることも。
この時期、大切にしたいのは保湿重視の“守りのスキンケア”です。
梅雨どきに見直したい、4つのスキンケア習慣

1|落としながらうるおすケアが肌バランスを守る鍵
汗と皮脂を抑えるために、日中、パウダーを重ねることが増えますよね。
メイクオフの際、つい洗浄力の高いクレンジングや洗顔に手を伸ばしがちです。
でも、落としすぎると逆に皮脂が過剰に分泌される可能性も。
そこで見直したいのが、肌にやさしい落とし方。
ポイントは、うるおいを守りながら汚れをきちんと落とすことです。
なめらかに洗い上げるジェルタイプのクレンジングなら、時間も手間もかけず、肌にも負担なくケアが完了します。
ごわつき・くすみが気になる場合には、角層ケアなどのスペシャルケアを取り入れましょう。
微細なスクラブが入っているものや、AHA配合のクレンジングアイテムがおすすめ。
スペシャルケアを取り入れるだけで、梅雨どきの肌の調子が整ってきます。
2|うるおいは欲しい、でも重たいのはイヤ。今こそ軽やか保湿
湿度は高いのに、なぜか肌のうるおいは保ちにくい。
梅雨特有の矛盾を感じている人も少なくないかもしれません。
そんな時は油分の多いクリームではなく、ジェルや美容液のような軽やかなテクスチャーのアイテムで、丁寧にうるおいを届けるケアを。
しっかりとうるおいが届いていると、水分と皮脂のバランスが整いやすくなり、毛穴の開きや化粧くずれも感じにくくなります。
3|紫外線は雨の日も待ってくれない。油断しないUVケア習慣
どんよりとした空でも、紫外線はしっかり降り注いでいます。
梅雨の紫外線量はすでに、真夏と変わらないレベルに達しているのだそう。
特にUV-Aは窓ガラスを通り抜けて室内まで達し、シミ・しわ・たるみなど年齢肌の要因になります。
だからこそ、毎日のUVケアは“晴れた日だけの習慣”にしないこと。
SPFやPAの表示をチェックしつつ、紫外線カット力と保湿効果を兼ね備えた日焼け止めを選ぶことが、将来の肌にとっての大きな差になります。
保湿成分や美容成分が含まれている処方なら、紫外線だけでなく、乾燥・外的刺激などの外的ストレスからも肌をしっかり守ってくれます。
4|毛穴も、ごわつきも。スペシャルケア美容液をプラスして、肌をすこやかに導く
ベタつく季節なのに、なんだか肌がごわつく気がする—。
皮脂の増加に加えて、エアコンによる乾燥や摩擦などの影響で、毛穴の目立ちや肌のゆらぎが気になりやすくなるのもこの時期ならでは。
そんなときに取り入れたいのが、肌表面を整えながら毛穴ケアにアプローチできるスペシャルケア美容液。
みずみずしく肌になじみ、キメをふっくらと整えるスペシャルケアアイテムを一つ加えるだけで、毛穴やごわつきの気にならない肌印象へと近づきます。
変わりやすい季節こそ、肌の声に寄り添って
気温差、高い湿度、紫外線、強い空調…。
肌にとって小さな変化の積み重ねが、負担になりやすいシーズンです。
でも同時に、自分の肌と向き合い、見直すチャンスでもあります。
季節の移り変わりをしなやかに乗り越えるために、肌の声に耳を傾けてあげましょう。