肌にダメージを与えないマッサージ
「顔がたるんできた」「シワが増えた」など、見た目にも現れる肌のエイジングサインは、年齢を重ねるごとに深刻化していきます。いつもの化粧品だけではなく、肌を「リフトアップしたい」「スッキリさせたい」ためには、マッサージが効果的です。ただ、自己流のマッサージを行うことで、肌に悪影響を与えることも…。そこで、今回はマッサージについてのお役立ち情報や正しいマッサージ方法をご紹介します。
自己流マッサージの落とし穴
肌を活性化させるためのマッサージは、代謝スピードが落ちてしまった肌にとって効果的なお手入れです。また、代謝を上げるだけではなく、化粧品の浸透をサポートする効果も期待できるため、女性にとっては嬉しいことばかり。しかも、自分の手で行うマッサージは、今の肌の状態を把握しながらお手入れできるというメリットもあります。しかし気をつけなければならないのが、自己流のマッサージの落とし穴。間違ったマッサージは、肌を活性化するどころか、余計な刺激を与えてしまい肌にダメージを与える恐れが!自己流マッサージを行っている方は、まず下のチェック項目を確認してみましょう。
あなたは大丈夫?NGマッサージチェック!
- 10分以上長くマッサージしている
- 痛いぐらい強い力でマッサージしている
- 肌荒れを気にせずマッサージしている
- 何も塗らずにマッサージしている
- リンパの流れに沿っていないマッサージをしている
いかがでしたか?ご自分のマッサージを思い出してみて、1つでも当てはまることがあれば見直しが必要です。自分では良かれと思っていたマッサージが、シワやたるみを引き起こす原因になっているかもしれません。
マッサージがもたらす効果を知りましょう
シワができる要因の一つとして、「乾燥による新陳代謝の低下」が挙げられます。この代謝を上げるために有効なお手入れがマッサージです。肌全体の血液やリンパの流れを良くすることで、皮膚全体の活性化につなげることができます。また、正しいマッサージでお手入れを続けていれば、シワだけでなくたるみ対策にも期待!では、マッサージで期待できる美肌効果を見てみましょう。
マッサージで期待できる美肌効果
・リフトアップ ・ハリアップ ・くすみ(目もと、顔全体)の解消 ・肌の代謝アップ ・シミケア など
目に見えて現れる効果だけでもこんなに!これだけの美肌効果がわかると、正しいマッサージ方法を知りたくなりますよね。そしてもうひとつ、マッサージをすることで得られるのがリラックス効果。心身ともにリラックスさせてくれるお手入れなので、ぜひ毎日のお手入れに取り入れてくださいね。
肌にダメージを与えないマッサージとは?
先に述べたように、間違った自己流マッサージは肌を美しくするどころか、反対にダメージを与えてしまうことも。そうならないよう、マッサージを効果的にするための3ヶ条をお教えします。この3つのポイントを抑えることで、マッサージの効果がグッとアップしますよ。
効果的なマッサージのための3ヶ条
1. リラックスし、イタ気持ちいい力加減で
NGマッサージとして挙げていた「力の入れ過ぎ」。過度な摩擦が肌への負担となり、赤みや色素沈着、シワなどを増やすことにつながります。まずは血液やリンパの流れを促すことを意識しましょう。そして、自分がリラックスできる状態で「イタ気持ちいい!」と思えるぐらいの力加減で行うことが大切です。
2. ジェルやクリームなどで滑りを良くする
マッサージする最適なタイミングは、洗顔後にスキンケアの際にジェルやクリーム、オイルなどをたっぷり使って行うこと。肌と手の間に化粧品のクッションをいれるイメージで、できるだけ摩擦を与えないようにしましょう。途中で滑りが悪くなったら、ジェルなどを追加して行うようにしましょう。
3. 負担に思わず毎日続けること
マッサージは1回で効果が現れるものもありますが、毎日続けることが大切です。まずは、負担に思わず自分ができる範囲のマッサージから始めてみてはいかがでしょうか。毎日の積み重ねが美しさをキープする秘訣なのです。
正しいマッサージを実践しましょう!
今回は、顔全体の新陳代謝を上げることを目的としたメビウス独自のマッサージ方法をご紹介します。では、さっそくマッサージを始めましょう。
マッサージ方法
1. 洗顔後、ジェル又はクリームをたっぷりとる
洗顔後、スキンケアの後でも大丈夫です。マッサージに使うジェル又はクリームをいつものお手入れよりも多めの量を手にとりましょう。
★注意ポイント!
ジェルやクリームなどの量が少ないと、肌への摩擦が起こってしまいます。
2. 手で温めてから顔に塗る
手に取ったジェル又はクリームを、肌なじみを良くするために手のひらで温めます。その後で、顔全体にまんべんなく塗っていきます。
★注意ポイント!
冬は特にテクスチャーも硬くなりやすいので、柔らかくなるまで温めましょう。
3. リンパ節をほぐす
溜まった老廃物を流しやすくするために、耳の下のくぼんだ部分(耳下腺リンパ節)を10秒ほど、グリグリと押してほぐします。この時も「イタ気持ちいい」力加減で。
★注意ポイント!
初めての方は痛いと感じるかもしれませんが、それは老廃物が溜まっている証拠!続けるうちに痛みは感じなくなりますよ。
4. 頬の下の筋肉をほぐす
両手をグーにして、第二関節部分を使って、頬の奥の筋肉をグリグリとほぐします。凝り固まりやすい部分なので、少しイタ気持ちいいくらいが理想的です。頬骨の下にグッと入れ込むイメージで。
5. 顔全体を引き上げ
指の腹を使い、顔全体を中心から外側に向かって流します。流した後は、手のひら全体を使って顔の筋肉をぐいーっとこめかに向かって引き上げ、最後に耳下腺リンパ節に向かって流します。
6. 鎖骨にリンパを流す
耳下腺リンパ節に向かって流した後は、指先を使って鎖骨のリンパ節に向かって、指先を使ってなでおろします。その後、鎖骨のくぼみをグーッと押してほぐしたら、同様の順番で流します。右側は左手で左側は右で行うと簡単です。
今回は、正しいマッサージ方法についてご紹介しました。自分でやるのは難しいと考えずに、まずはやってみることが大切です。今日のお手入れからさっそく始めてみましょう!