ゆらぎ肌の予防と対策について

肌荒れ

春の訪れを感じるこの季節。
嬉しい気持ちの反面に、「なんだか肌の調子が悪い」というお声が増えてくる季節でもあります。

その原因の多くは「ゆらぎ肌」。

「ゆらぎ肌ってよく聞くけど、どんな状態なの？」
「ゆらぎ肌の対策を知りたい！」
そんな疑問をお持ちの方は、ぜひこの記事を読み進めてみてください！

健やかな肌を育むためにも、季節の特徴やその時々のお肌の状態を理解しましょう！

1.ゆらぎ肌とは

皮膚の赤み、かゆみ、かさつきなどが主な症状で、慢性的に過敏になる「敏感肌」とは違い、あくまでも一時的なものになります。

2.ゆらぎ肌をチェックしよう！

「なんだか最近お肌の調子が悪い・・・？」そんな方はゆらぎ肌かもしれません！
ぜひ下記チェック項目で確認してみてください。

□ 肌のごわつきを感じる
□ 入浴後や洗顔後にお肌がつっぱる感じがする
□ いつも使っているスキンケアが急にしみる・合わない
□ ニキビが急に増え、治りにくい
□ 肌が脂っぽくなった
□ メイクのノリが悪くなった

いくつ当てはまりましたか？
当てはまる項目が多かった方は、ゆらぎ肌の可能性大・・・！早めの対処が必要です！

今回の記事では予防策と対策についてもご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧いただき、毎日のスキンケアにお役立ていただけますと幸いです。

3.ゆらぎ肌の原因

春先に肌がゆらぐ原因は主に4つあります。
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

・肌の水分量が減るため
気温差と空気の乾燥によって湿度が下がり、肌の水分が奪われて乾燥してしまうことが原因になります。

春の気候はきまぐれで気温が乱高下しやすく、朝と夜の寒暖差も激しい時期です。
午前中は汗ばむくらいの陽気でも、日が沈むと急に寒くなくなるなど、大きな気温の変化でゆらぎ肌を起こしてしまいます。

また、乾燥する季節は冬だけのイメージがありますが、春は移動性高気圧が乾いた空気を運ぶため、気温の高い日ほど空気中の水分が蒸発して乾燥しやすいのです。

・花粉が飛ぶため
気温が徐々に上がり始め、過ごしやすい気候になってくると訪れるのが、花粉のシーズンです。

早い方では花粉の飛散とともに、2月からお肌の変化を感じる方もいます。花粉が肌に付着することでアレルギー反応を起こし、肌が痒くなったり赤くなってしまうのです。

花粉症の症状は目のかゆみや鼻水・鼻づまりだけと思われますが、肌トラブルも起こるため、花粉症アレルギーのある方で春に肌のゆらぎを感じる場合は花粉が原因かもしれません。

・紫外線が強くなるため
春になると気候がよくなりますが、同時に紫外線量も増えてきています。

紫外線にはA波とB波があり、A波は肌表面の表皮層の下にある真皮層まで届きダメージを与えるため、たるみやシワの原因となります。

B波はシミやそばかすの原因となるメラノサイトを活性化させるため、日やけによる色素沈着の原因となるのです。

また、紫外線は肌の水分を奪って乾燥しやすくするので、年間を通して紫外線対策をしていないと肌荒れを起こしやすくなってしまいます。

・環境が変化するため
春は引っ越しや人事異動、卒業入学など環境が変化しやすい時期です。

環境に慣れるまでストレスを感じたり生活リズムが乱れることで、肌のゆらぎを起こしてしまいます。

また、今までは春先に何の変化も感じなかった方でも、花粉症になっていたりホルモンバランスの乱れや気づいていないストレスなどで肌荒れを起こすこともあります。

季節の変わり目は体調の変化が起きやすいですが、女性の場合は妊娠・出産、育児、更年期などライフステージの変化によっても肌の状態は変化します。

ホルモンバランスや自律神経が乱れやすい時期でもあるため、体調やお肌の状態をよくチェックし、無理のない生活を送るようにしましょう。

4.ゆらぎ肌の予防策と対策

ここでは、具体的な予防策と対策についてご紹介いたします。

【予防策】紫外線・花粉対策
紫外線A波はカーテンをすりぬけて家まで入ってきてしまうため、室内にいるときでもUVカットの化粧品などを使って紫外線対策をすることが大切です。

花粉症対策としては、花粉が吸着しやすい油分が多いファンデーションを避け、帰宅後はすぐにメイクオフをしましょう。

【対策】保湿ケア
春のゆらぎ肌対策として最も大切なのは、なんといっても保湿です！

保湿がされず乾燥している状態だと、お肌に本来備わっているバリア機能が低下してしまいます。

さらに、バリア機能が低下すると、ターンオーバーが乱れ、弱ったバリア機能が外的刺激を受け、さらなる肌荒れを引き起こすという悪循環に陥ってしまいます。

春も引き続き保湿ケアを徹底していきましょう！