夏の肌ダメージを残さないためには?

夏の肌ダメージを残さないためには?

  • 紫外線対策

メビウス製薬では常々「365日のUVケア」の必要性を発信してまいりました。皆さまもご存知のように紫外線は1年中私たちのお肌に降り注いでいます。

気象庁「日最大UVインデックス(観測値)の月平均値の数値データ表」
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/uvimax_monthave_tsu.html)の2022年調査をもとに株式会社メビウス製薬が作成

紫外線は365日降り注いでいる・・・といっても、やはり「夏」の紫外線量は1年の中でもとくに多いので、夏に受けた紫外線ダメージには要注意です。しかし、夏の肌ダメージの原因は紫外線だけではありません・・・!

乾燥が気になる秋冬にきれいな肌状態でいるためにもこの記事では、「夏のダメージを受けたお肌はどのような状態なのか?」「ダメージを受けたお肌のスキンケア方法とは?」といった「夏の肌ダメージを残さないためには?」について詳しく説明していきます。

夏の肌ダメージをケアせずおいておくと、お肌のごわつきやくすみといった秋の肌悩みに繋がってしまいますので、しっかりケアしていきましょう!

目次

 

過酷な夏を乗り越えたお肌とは

過酷な夏を乗り越えたお肌はこのような状態になっています。

①ターンオーバーの乱れ

「ターンオーバー」とは、お肌の生まれ変わりのサイクルのことです。


私たちのお肌は約6週間で生まれ変わると言われています。表皮の一番下にある基底層で作られた細胞は、約4週間かけて肌表面へと押し上げられて角質層になり、約2週間後には垢となって自然に剥がれ落ちるのです。


しかし、様々な理由からターンオーバーの周期が乱れ、シミやくすみの原因になってしまうことがあります。

生活習慣の乱れにより、ターンオーバーが滞ることもありますが、「夏」の肌ダメージという部分に着目すると、「紫外線」の影響が大きいです。

紫外線をたっぷり浴びたお肌は、メラニンが過剰に生成されるだけでなく、紫外線によるダメージを回復させようと、通常よりもターンオーバーのスピードが速まります。

「ターンオーバーのスピードが速まるならその分、メラニンが排出されるスピードも速くなるのでは?」と思われるかもしれませんが、それは違うのです・・・!

ターンオーバーのスピードが速い状態だと、お肌が栄養を十分に吸収できず、保湿成分を作り出す機能がその速さに追いつけなくなってしまいます。そして、自ら保湿成分を作り出す力が弱くなることでお肌の乾燥が深刻になり、「バリア機能」が低下します。

大切なのは、 ” 適切な “ ターンオーバーのサイクルです。速すぎてもいいものではないということは覚えておいてくださいね!

②バリア機能の低下

「バリア機能」とは、お肌の一番外側にある角質層が、外部刺激や異物の侵入を防いだり、内側に蓄えている水分を逃さないようにしたりする機能のことです。

バリア機能は本来お肌にもともと備わっている機能で、正常なお肌では上の図のようにお肌を守る役割を果たしてくれますが、過酷な夏を乗り越えたお肌はバリア機能が低下しやすくなります。

その一番の原因は「肌の乾燥」です。

夏は汗をかくので乾燥していないと思いがちですが、実は気付かないうちにお肌の内側は乾燥しているんです・・・!これを「インナードライ」と言います。

夏のインナードライの原因は主に、「紫外線」と「冷房」です。

乾燥は冬のイメージをもつ方も多くいらっしゃいますが、夏でも乾燥が原因の肌ダメージは起こるので要注意です。

 

秋のスキンケア

では、そのような夏のダメージを受けたお肌に対してどのようにケアすれば良いのでしょうか?

①角質ケア

になって、「なんだか肌がゴワつくかも」と感じたことはありませんか?

過酷な夏を乗り越えたお肌が、「ターンオーバーの乱れ」や「バリア機能の低下」という肌状態になっていることは上でお伝えしましたが、これらの肌状態は「角質肥厚」を引き起こす理由となっており、お肌のゴワつきを感じる原因なのです・・・!

この図のように古い角質が剥がれ落ちず、蓄積した状態が「角質肥厚」です。

加齢や紫外線により、ターンオーバーが乱れ、肌表面の角質層が剥がれ落ちにくくなると、角質層がだんだん厚くなります。また、乾燥によりバリア機能が低下したお肌は、外部刺激に敏感になり、ダメージを受けやすい状態になります。傷ついたお肌からは水分がどんどん外に逃げていき、さらなる乾燥を招きます。するとさらにターンオーバーが遅れ、角質肥厚が加速していくのです。

そこで、過酷な夏を乗り越えたお肌にしてほしいケア1つ目が「角質ケア」!

角質肥厚になると、夏に溜まったメラニンが外に排出されず、定着ジミの原因に・・・!透明感からはどんどん離れ、くすみで悩む原因にもなります。また、スキンケアの浸透力が下がり、せっかくよいスキンケア商品を使用していても効果が実感しづらい・・・ということになってしまいます!

「秋だからこそ」スキンケアが浸透※しやすいお肌の土台を整えて、あなたの理想のお肌を一緒に目指していきましょう!

※角層まで

②保湿ケア

秋だけに限ったことではありませんが、肌ダメージの対処も予防も「潤い」が基本。

夏の肌ダメージである「ターンオーバーの乱れ」と「バリア機能の低下」は、乾燥が原因の1つです。

そこで、過酷な夏を乗り越えたお肌にしてほしいケア2つ目が「保湿ケア」!

夏に受けた肌ダメージから回復するためにも、また、冬の乾燥に耐えうるお肌の土台を整えるためにも、とくにこの時期「保湿」を心がけていきましょう!